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DVと子どもたち④ 心の傷を癒すことから始めよう

 これで「ドメスティック・バイオレンスと子どもたち」の講演会の内容については最後です。私の意見も少し挟んで書かせてもらいました。

まず、DVをする側も、DVを見て育った子供も心に大きな傷があることは書いてきました。
ではDVの数%に起きる連鎖は止まらないのかというと、そうではありません。
傷を癒せたら、大丈夫です。

傷を癒すとは、つまり辛かった体験、傷付いたことで感じた感情を、上手に処理できるようになると言うことです。そしてまた、心の傷は付いたらすぐ手当てをしてあげるのがベストだそうです。放っておくと傷の治りも遅くなりますから迅速に。



気持ちを聞いてその為には、カウンセリングや病院に行く前に、身近な人が、つまり私達が傷の癒し方を知っておくのが重要です。

まず傷付けられた人がいたら、すぐに話を聞いてあげましょう。ここで大切なのは、「何があったか」と事柄を聞くのではなく、「こんなことがあったから辛かった」などと傷付いた時の感情を聞くことです。
そして相手が辛かった身になって、聞きましょう。

昔から「痛いの痛いの飛んでいけー♪裏の山まで飛んで行けー♪」とよく使いますが、これをお手本にするのが良いそうです。
「痛いの痛いの」は「そっか、辛かったの。」と同意の姿勢です。
「飛んで行け 裏の山まで飛んで行け」は「辛かっただろうね。でもそのうち大丈夫になるよ。時間が過ぎたら大丈夫になるよ。」と辛い気持ちもいつかほぐれると励ましています。
もし傷が重症で、PTSDなど障害の可能性があるのなら、専門の病院にかかってもらいましょう。

そういった、自分の傷に同意をしてもらうと、傷は徐々に処理されていくことができるそうです。残念ながら、古い傷は、それだけではなかなか治りませんが。
でも現在カウンセリングを受けている、また彼のメガネさんに話を聞いてもらっている私にとって、昔の傷でもそんな風に聞いてもらえると、とても心が安らぎますから、良いと思います。



①で紹介した小芝居がありました。DVの可能性のある男性との結婚を不安に感じ、同性の友人と母親に相談した所がありました、どちらも結婚を勧められたのでした。

あなたがもし、そういった相談を受けたら、どうしますか?
これはとても難しいです。結婚する2人の間の問題ですから。
だからこそ、「自分の感じたことを信じて、あとは自分で決めるしかない」としか言えないと思います。

また実際にDVの被害者の為のシェルターがあります。
何度か書きましたが、DVを受けた配偶者は、もう自力で立ち上がることも出来ません。誰かが手を引っ張ってあげない限り。そのためにシェルターがあります。
DVに苦しんでる方は、そういった所に助けを求めるのが第一歩です。



DVも様々な虐待も、全てがなくなりますように。
傷つけられた人が少しでも癒されますように。



★今日の幸せになるヒント★
“DV、虐待の連鎖を止めるのは傷を癒すことから始まります♪”






実はこの講演会を聞いて、自分の兄のことを考えていました。

たまに怒りが爆発すると誰も止められないのです。すぐに落ち着くんですが。

兄の心も、彼は否定するけれど、やはり傷だらけだったのだろうかと。。。

精神的にも肉体的にも虐待を受けてきた私達。

私は前に進めている。でも、兄は…?

彼に泣く場所はあるんでしょうか。妹として、幸せを、願うしか、できないから、祈る。





コメント

juncoちゃん・・・スゴイ。怒涛の更新。全部読んだ。難しい問題だけど、深刻な問題。でも、私を含めて間違った知識を持っている人って多いと思った。例えば、虐待の連鎖。環境次第で、傷を癒すことで防げるということ。何よりも話を身近で聞いてあげられる環境が大事だということ。DVって周囲がなんとなくは気付いていても、私が口を挟んでいいのか?という変な気を使ってしまうから発覚が遅れるというか。その事自体問題だよね。(確か、見て見ぬふりをすると罰せられるようになったんだっけ?)そして、「痛いの痛いのとんでいけ」の意味&効果。小さい頃、転んだ時に不思議と効くおまじないだった。それと同じなんだね。私もとっても勉強させてもらった。ありがと。

私も全部読みました。すごく興味深い内容です。っというのは、私の父も結構攻撃的なところがあるからです。でも、なんていうか、私の父は、母にだけ攻撃的じゃなかったから、DVとは、また違うのかもしれません。「田舎の長男で育った、おやじなんて、みんなそんな人ばっかりだよ。」なんて、母は言ってましたが、たった一人で嫁いでから、私達子供(今は子供が相談役をかって出ています。だからちょっと大丈夫。)が大きくなるまで、誰にも相談できなくて、きっと辛かったろうと思います。でも、父は暴力だけじゃなかったから、幸せな時間もあったろうし、juncoさんの言ってたような、「俺が悪かった、許してくれ」的な事も結構私達子供や母の前でも言ってたので、母もそのたびに許していたのだと思います。そう考えると、わたしにはまだ、DVって一体どこからどこまでがDVなのかよく分からない面もあります。それは、暴力的な人にも、優しい時があるからです。その人とその相手の関係をDVだと決めつけてしまっていいのか困ってしまいます。。それにしても、juncoさん、よくここまで書きましたね!すご!勉強になりましたよd(^^)b

<ireinaねーさんへ>記憶が薄れる前に書こうと必死になったら、怒涛の更新に(汗)今日は更新はせずに、洗濯だけ頑張りました^^どうやら虐待やDVに関しても、政府の対応は欧米やアジア諸国と比べても、全く日本は対応が遅いらしく、予算もスズメの涙くらいだそうです。>確か、見て見ぬふりをすると罰せられるようになったんだっけ?多分これは、「未必の殺意」とかだったと思います。例えば家庭内で父親が暴力を子供に振るってて、母親は何もしない。―子供が死んでしまうことが母親は予測できたのに何もしないことで、罪になるのだったような気が…。何て曖昧な;;特に家庭内の事情は、警察も入ってこないし、近所の人だって気後れしてしまうのも当然かと思います。実際、児童相談所の人と話したことあるんですけど、すごい腰低かったですよ!「虐待があるかどうかこちらで調べますが、そちら様にはご迷惑をかけませんのでご協力を―」みたいな感じで。。。巻き込まれるのが嫌な人もいるんでしょうね。近所の付き合いもあるし。でも地域で何とかしていけたらいいですよね。子供は未来の宝だし。「痛いの痛いの飛んでいけ」これ、本当にスゴイですよね!私もかなり勉強になったです☆

<aicoちゃんへ>>DVって一体どこからどこまでがDVなのかよく分からないうん、難しいよね。どうやらDVをしてしまう人は、自分の怒りをコントロールできなくて、どれだけ反省しても止められなくて繰り返してしまうのが特徴みたい。怒りを爆発させた後、すごく優しくなるのも特徴らしいよ。まだ、勉強不足だから、細かい事はわからないけれど;ただDVは配偶者間の暴力などなどを指すけれど、その矛先は配偶者以外にも向けられることはあるみたい。子供だったり。その時子供は、心理的虐待だけじゃなくて肉体的にも精神的にも虐待されちゃってることになるから、すごく傷付いちゃうんだろうね。あとちょっと記事の話題から逸れるかもだけど、>今は子供が相談役をかって出ています。だからちょっと大丈夫。そうなんだ。お母さん相談できなくて、大変だったのね。。。我が家も昔はその形態だったの。いわゆる機能不全家族です。臨床心理士の先生に初めて「夫婦間の問題に子供が入るのは家族の形としておかしい」と知ったの。ひょっとしたらaicoちゃんの鍵も、その辺にあるかもしれないね…って余計なお世話だったらゴメンよ;;お互いちょこっとずつ前に進んでいきませう。

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