絶縁★ホップステップ vol.3
前回は恐怖心のコントロールについて書きました。
今回は、絶縁しやすくなるポイントを幾つか紹介したいと思います。
絶縁は、結局のところ自分と実家との問題です。
ですが、自分の子供が家庭から距離を置こうとすると、周囲を巻き込んで大騒ぎし、それを防ごうとするのが問題ある実家の非常に厄介な所…。
それに太刀打ちする為に大切な事です。
まず絶縁しやすくなる為には、自分の心を揺ぎ無く持てる状態にすることです。
縁を切ろうとする家庭が、複雑で厄介であればあるほど、絶縁する為のパワーはより必要になってきます。
それは孤独な戦いです。
諦めた方が、自分の人生を家庭に飲み込まれていた方が、逆らうより余程楽なんじゃないだろうか。
例え病気が治らなくても。
――なんて思えてきてしまうほど、絶縁の決意とその為の作業は、心も体も疲弊させます。
そんな弱りがちな意思をしっかり保ち続けるには、理解者が必要です。
友人でも恋人でも、遠い親戚でも誰でも構いません。
たった一人、自分の絶縁の決意を反対することなく見守り応援してくれる存在があるというのは、本当に心の支えになります。
良き理解者になってもらうためには、とことん絶縁がいかに必要かという話をされることがやはり大切です。
将来どうしたいのか、どうなりたいのか、人生に関わる大きな転機を自分の力で作り出して、変えていきたい。
そんな話をし合えるのは、自然と本当に信頼できる数少ない人に限られます。
その中でも、自分を理解しようとしてくれる人を見つけることができたなら、絶縁するという大作業も、心強く立ち向かえていけると思います。
当たり前の話ですが…。
もし良き理解者がいてくれるのなら、
「自分はこんなに苦しんでいるんだから、見守ってくれるのは当たり前」
なんて気持ちではなく、心から出会えたこと、見守ってくれること、心の支えになり続けていてくれることの感謝の気持ちを持って、その気持ちをきちんと言葉や態度で伝えましょうね。
次のポイントは、これまた重要かつ難しいことですが。
周囲に予防線を張ることで、絶縁しやすくなります。
予防線というのは、先ほどのように理解を求めるのではなく、自分の意思が変わらないことを事前に伝える事です。
例えば、守ろうとしてる自分の心や将来を、城の本丸とします。(無理があっても無理矢理想像してください★)
子供が実家から距離を置こうとしてる気配を察知した実家は、周りの人達を色んな手口で味方につけ、総攻撃をかけてきます。
金銭的に援助している親の場合は、援助を打ち切るといった形で兵糧攻めにしようとしてきます。
逆に貢物を沢山して、城を開放するように求める場合もあります。
また、情に訴えようとする親の場合は、弱りきった祖父母を連れ出して見せつけ、本丸から出てくるのを待ち構えます。
しがらみが多い家庭の場合は、子供の心が弱り切るまで、大勢で罵声を浴びせ続けます。
そういった様々な攻撃から、意地でも本丸を守るために必要なのは、何重もの堀です。
前もって、私が張った予防線は、……これはメガネさんがしてくれたことですが、メガネさんのご両親に私の考えを伝える事です。
これは以前にこのエントリーで書かせていただきました。
また他に、もし私が絶縁した後、「娘を説得して欲しい」と頼みかねない方に、話せる範囲の家庭事情と絶縁の意思を話し、「もしかしたらご迷惑をかけるかもしれません」とあらかじめ挨拶も含めて謝罪に行きました。
有り難い事に先方は「気にすることはないから療養に集中してくださいね」とのこと。
これは私の両親が世間体に弱いことも考慮した上でのことです。
機能不全家族の特徴は、家庭内の問題が大きければ大きいほど、親は家庭を密室のようにし、家の状況を外に漏らさないように細心の注意を払います。
また子供にも家庭内の事を家族以内に話さないように、無言で秘密の強要をします。
世間体を気にし過ぎる特徴は、そこから生まれています。
表面上、問題の無い家庭を何年も演じ続けていたのが、家庭に風穴を開けることで台無しになるのを1番恐れるのです。
親が恐れてい動けないことを予測し、逆手に取る事が予防線に繋がります。
うちの両親なら多分、親戚などの遠い身内にはベラベラと都合の良い事を喋って、私の絶縁を阻止しようとするでしょうが、両親が言い訳できない距離の遠さを持ち、尚且つ話せば話すほど恥をかく相手なら、どうしようもできないでしょう。
次に、兄弟がいる場合の話です。
その兄弟が自分の家庭の歪さや、家族それぞれが受け持つ役割を壊す気がない場合、絶縁しようとするなどのバランスをこわす家族が現れた場合、反対しようとします。
私が言われた言葉は、…色々ありますが、
「逃げるな」
「全部今俺が背負ってるんだぞ」
「家族の絆の大切さがわかってるのか」
「同じようにあの両親に育てられた立場だから、おまえの気持ちは俺が1番わかってる」
…などなど、家族の情に訴えようとするものから、責める言葉、本当に様々な反応をしてきます。
機能不全家族だという事実や虐待があったなどの受け入れ難い事実は、目を塞いでいれば誤魔化せます。
自分の心を誤魔化す方が、立ち向かうより余程楽です。
もし事実に気付いた時に、自分が育てられた家庭環境を受け継がない、連鎖させないと決意するのは、その人の勇気次第です。
兄は、自分を誤魔化し続け、今も自分の時間や人生のほとんどを家庭に振り回され、心が蝕まれていっているのに気付いていません。
もしかしたら、何となくは気づいているのかもしれませんが…。
以前カウンセリングを受けたいと相談を受け、行った後、その様子を聞いた時に、
「カウンセラーの人に、すぐに実家を出るようにって言われた。でも…そんな事できるわけが…。」
そう言って苦しんでいましたから。
結局兄はその後、1人暮らしのチャンスを自ら諦めたので、もう私がどうすることもできないのが残念です。
「もし兄が家庭を持つことになったら、奥さんは苦しむだろうな」
「子供は私達と同じような育てられ方をするんだろうな」
想像するだけで辛いですが、自分で自分の人生を何とかしようと思わない限り、兄弟でもどうしようもありません。
もし家族に取り込まれたままの兄弟のことが気になっても、自分で自分の目も耳も塞いでしまってる場合は、諦める方がいいと思います。
最優先すべきなのは、自分の命、健康、守るべき人や家族。
苦しいですが、仕方がありません。
こうして周りの人々の事でも悩みが落ち着くと、自分の心も随分楽になります。
また、周囲を巻き込む騒ぎや迷惑も、最小限に抑えられます。
最終的に肝心になるのは、自分の心の強さです。
周りには見守ってもらっても、最後は自分が自分の両親の前で、ちゃんと自分の心を伝えられるようになれることが最終目標だということを忘れないでくださいね。
「絶縁★ホップステップ」はこのエントリーまでです。
次にマニュアルを書く時は、「絶縁★ホップステップジャンプ」とかにするつもりです。
今まさに、ジャンプ中でございます…。
上手に着地できた時には、またお知らせします!!(・∀・)v
このブログが、どなたかの役に少しでも立ちますように。
★今日の幸せになるヒント★ “自分にとって何が1番大切かを忘れなかったら大丈夫♪”
コメント
すごくよく解る。(T-T)
juncoさんの勧めてくれたスーザンフォアードさんの本にも書いてあったけれど、
例として挙げると、”ゲームに勝つには、戦わない選択が最善である”んだよね。
今までは逃げる事は卑怯で情けない事だと、信じて疑わなかった自分がいたんだけれど、それは違うんだって事を知ったよ。
今でも本当に自分が選んだ選択肢が正しかったかというと、正直自信がない事もあるんだ。
でも、自信を持ってもいいんだって事、少しずつ感じて進んでいるんだ。
一緒にがんばろうね!(*^^*)
投稿者: にょんにょん | 2005年10月18日 20:42
<にょんにょんさんへ>
>今でも本当に自分が選んだ選択肢が正しかったかというと、正直自信がない事もあるんだ。
>でも、自信を持ってもいいんだって事、少しずつ感じて進んでいるんだ。
うわー!それって凄い前進じゃないですか♪(・∀・)
こう何が正しいかって、親が気まぐれに言う事が全てだっただけに、
自信を持ちにくいのは仕方ないんですよね。
だって、明確な物差し作りをやれなかったから。
での、少しずつでも自信を持っていいって思えるようになるのは、親の言う事じゃなくて、
自分の心や頭で思ったことを物差しにしてる証拠だから、めちゃめちゃ凄いと思います☆
>一緒にがんばろうね!(*^^*)
わーい☆是非是非♪
たまに泣き言を言ったり、休んだりしつつ、自分の行く道の先を見つめて、ちょこちょこ歩きましょうね~♪
…クララ並みにちょっとずつ。(笑)
投稿者: junco | 2005年10月20日 21:44