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続・涙が薬

「junco。何?
 この★ここでjuncoの豆知識★って!
 思い切り、閑話休題みたいな香りがするんだけど。(笑)」

前回の記事を読んでいたメガネさんが笑いながら言ってきました。

「いや~…。(・ω・)ゝ”
 自分で書いてて、あまりの暗さに耐えられず…。」

「juncoらしいバランスだな。(笑)」

ひとしきり笑った後、また続きを読むメガネさん。

「junco!!!!」

「何?」

「この終わり方ひどくない?気になるじゃん!!!」

「あ~…。それも暗さに耐えられず…(;・∀・)」

「めちゃめちゃ気になるよ!!(゚Д゚;)」


――と、クレームも入ったことなので、続きを書かせて頂きます…。

その後、juncoはハーゲンダッツの何味を食べたのか。
え?違う?


私は母を自分の部屋に置いて、父と兄がいるリビングへ行きました。

足早に廊下を歩きながら、途方に暮れて折れそうになっていた心を立て直し、勢いよくドアを開けました。

「junco!」

「母さんは?」

椅子にかけて待っていた2人が一斉に立ち上がりました。

「その前に!!!」

口を閉じる2人。

「その前に、まずお兄ちゃん。何があったのか聞かせてほしいんやけど。」

「あ…。さっき父さんにも話したんやけど…。」

兄が、私と父が2人でテレビを見ていた間に起きた母とのやりとりを話し始めました。


「母さんに手伝ってって呼ばれて行ったら、クローゼットの中をイライラしながら探し物してて。
 …母さん、未遂で病院から戻ってきてから、ずっとイライラしっ放しだったやろ?
 だから、俺、言うたんやって…。『いい加減にイライラするのやめてくれ』って。
 そしたらもっと怒り出して、すごく取り乱し始めて…。
 それで、『母さん!しっかりしてくれよ!』って、肩をこう手を置く感じで掴んだら…。」

兄の表情が曇りました。

「肩にそっと手を置いただけなんやで?!!そしたら急に叫びだして…。」

「それだけで?!」

静かに頷く兄。

「そう。首を絞められると思ったらしくて、自分で首を押さえながら叫びだした…。
 そしたらお父さんが部屋に来て、暴れる母さんを押さえつけて…。
 母さんがどこを見てるかわからんくて、手を握って『母さん』って何度呼んでも…。」

兄の目にうっすら涙が浮かび始め、声が震え始めました。

自分の母親が、自分を息子だとわからなくなっていくのを見る恐怖。悲しさ。
痛いほどわかるけど、泣いてる場合じゃない。

「それで全部?」

「そう。本当に俺は、首には触れてへんし、ましてや絞めようともしてへん。
 ただ肩に手を置いただけなんや…。」

「わかった…。お父さんもじゃあ同じような感じなんやんな?」

「ああ。わしが行った時はもう叫んどったからな。」


ここで頭に嫌な想像が一瞬横切りましたが、すぐに打ち消しました。
今そんなことを考えてもどうしようもない。
大切なのは、どうやってこの状態を凌いでいくかどうかだけ。


「そしたら、母さんの今の状況から話すわ…。
 まず、母さんは今、家族全員のことを誰かわかってへん。
 しかも最悪なんが、父さんのこともお兄ちゃんのことも、恐怖の対象としか見てへん。
 ただの怖い知らん男の人やねん。意味わかる?」

父も兄もうなだれました。
父は遠い目をして黙っています。
兄は涙を堪えています。

「そやから、しばらく母さんと顔を合わせへんようにして欲しい。」

「どうすんのや?」

父が聞きました。

「今、母さんをうちの部屋に連れて行ってあるから、2人でしばらく過ごすことになると思う。
 とにかく怖がってしゃあないねん。うちのことも娘ってわかってへんし…。
 だから、母さんがうちの部屋を出る時は、必ず父さん達に声をかけに行くから、
 お風呂とかトイレとか、会わんようにするしかないやろ…。」

「御飯は?」

「うちの部屋で食べるしかないな。今の状態やったら。」

「わかった。ほなわし作って、廊下に置いたらええか?」

「そうしてくれる?あと、一組布団持ってきて欲しいけどええ?」

「了解ー。」

「ちょっと休んでいい?疲れた。」

「茶飲むか?」

「ありがとう。あと、トイレは父さん達、1階の使ってくれた方が楽かなあ?」

「そうやなぁ…。」


淡々と父と打ち合わせている間も、兄は黙ってうなだれていました。

…兄の考えている事は何となく予想がつきました。


俺のせいで母さんが壊れたのか?
juncoに母さんは気を許している。
juncoが母さんの面倒を見てる時に、俺はいったい何をしてるんや?


兄から出ている無力感。
立場が逆なら私もそんな顔をしていたはず。


「お兄ちゃん。お兄ちゃんのせいと違うで。」

兄が顔を上げました。驚いた顔です。

「肩に手ぇ置いただけで、あんなんになるなんて、誰も予想なんてつかへんわ。」

「でもjuncoは…!!!!juncoは一瞬で母さんを離せって言って…。
 俺にはそんな判断、考えもせんかったし…。」

私と兄にお茶と、自分にビールを出しながら父も言いました。

「ようお前、あんなんわかったな?父さんびっくりしたぞ。おい。」

まだ兄はショックを受けている顔でした。

「うちが部屋入った時は、母さんおかしなっとったやろ?
 そんな時に大きな声出されたら逆効果やって思っただけ。
 …そもそも女の人は、男の人に押さえつけられるのが怖いし。
 家族ってわかってない時にそんなんされたら、余計に怖いやろうし。
 だから、お兄ちゃんは悪ない。しゃあなかった。そうやろ?」

「……。」

「今母さんは、子供みたいになってしもたから、余計に大人の男の人は怖い。
 しばらく様子見て、どうするかまた考えよ?」

「…juncoは凄いな。」

「別に凄くない。たまたま同じ女やったから気付いた。それだけやんか。
 …そろそろ2階に行くわ。」

リビングから出て行こうとした私の背中に父が声をかけました。

「今夜は旨いもん作ったるでの!楽しみにしとけ!」

私の部屋で始まる奇妙な生活の楽しみは、料理の上手な父の御飯だけになりそうだとその時にやっと気付き、思わず振り返ってニヤリと笑いました。


「コンコンコンー!うち1人だけだよー。ドア開けてもいい?」

耳を澄まし、ドアをそっと開けると、まだ毛布に包まったままの母が部屋の隅から、不安そうな顔で見つめてきました。

「長く1人にしてゴメンね。怖かった?何かあったかな?」

「……。」

まだ固まっている母。
しまった…。長く1人にさせ過ぎたか。

「ちゃんと、しっか~~~り怒ってきたから、もう怖いことはされないよ。
 大丈夫やから。安心してね。」

「…本当…?」

「うん。怖い思いさせてごめんねって言うてたよ。そやから、もう大丈夫。」

少し強張っていた顔が和らぎました。
待っている間、緊張し続けていたのだとその時知りました。

「ここで今夜一緒に寝るって言うたでしょ?
 お布団持ってきてもらうけど、部屋には入ってこない約束もしたからね。
 一緒に寝て、眠れへんかったら、いっぱいお話でもしよっか。」

母が力なく笑いました。

表情はやはりまだ、大人を見る子供の目です。
母のことを「お母さん」と呼ばないように意識し続けなければならないのが、どれくらい続くのか。
考えただけで少し気が遠くなりました。

このままで、私は本当に3月から実家を離れて名古屋で働き出していいのだろうか?
そもそも家から離れたくて、名古屋の会社の内定をそのまま受け取ったと言うのに…。


その時ドアをノックする音が聞こえました。

飛び上がる母。

「大丈夫。そこで待っててね。」

微笑みかけて、ドア越しに返事すると、父でした。

「布団持ってきたどー。」

「ありがとー。置いといてー。」

「おぅ。」

ドアから離れていく足音を聞いてから母の方を振り向き、

「お布団持ってきてもらったよ!もう廊下にいないから、ドア開けるよ?大丈夫?」

こわごわ頷く母を見て、ドアを開け、布団を部屋の中へ運びました。
ふかふかのお布団。

「ベッドの横に敷こうねー♪」

布団を敷いている間、傍で母が私をじっと見つめていました。
近くで見つめる事で、どうやら安心できるようです。

「うわ~!!ふかふかで暖かいわ~♪入ってみる?」

母は少し笑うと、ゆっくり被っていた毛布から抜け出し、布団の中へ潜り込みました。

「どう?」

「…あったかい…。」

「そっか!良かった!」

母がくるまっていた毛布を自分のベッドに戻し、クローゼットから大判のストールを出しました。
これなら頭から被れて移動も楽。


「キャッ!!!!!!」

その時、母が小さな叫び声をあげました。

「どうした?」

掛け布団で顔の半分を隠し、怯えた目で天井を見上げています。

「怒ってる人がいる~~…。」

「どこに?」

布団の中から震える手が少しだけ出てきて、天井のライトを指差しました。

よく見ると、ライトの内側にゴミが入っていて、それが太陽の黒点のようにシミを作っていました。

が、どう頑張ってもシミにしか見えません。(゚Д゚;)

でも、実際母は震えるほど怯えている。
どうにかせねば…。

ちゅうか、子供が怖がるものを何とかする方法なんてわからない!!!(;´Д`)
今私に必要なのは絶対絶対育児書だ!!!ヽ(`Д´)ノ

そんなこんなを考えながら、思いついたことを口に出しました。

「怒って見えるの?」

「怒ってる~~…怖い…」

「え~?私には笑って見えるよ~?ほら?」

「……。」

納得のいかない顔です。
でも眉間に皺を寄せながら、真剣に考えている顔。
もう一押しだ。多分。

私も目を凝らしながら、何となく見えてきたような気がしないでもない(?)人影を見て、母にゆっくり言いました。

「ほら、よ~く見て?あれは子供かな?笑った子供が2人見えるなぁ…。
 あれ?楽しそうに笑ってるんちゃう?あれれ?」

「……あ……」

母を見ると、目がキラキラしていました。
てことは『笑ってる気がする作戦』成功━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!

「あの子達、遊んでて楽しくて笑ってるんかな?」

「うん。」

「楽しそうな顔しとるなぁ~~。」

「うん。」

布団から頭だけ出して、母は嬉しそうにしていました。


何と言うか…。何かがどんどん削れるのがわかりました。orz

一変に奇妙な空間に変わってしまった部屋で、子供になってしまった母親と2人きり。


兄の話では、肩に手を置いただけで殺されると勘違いした母。

確かに自殺に失敗して帰宅した後は、常に母はイライラしていました。
書き残された遺書は、他人への恨みがぎっしりと書かれ、病院で目を覚ました時も、何故自分が生き残っているか納得がいかない様子でした。

きっと不安定な上に、あんな遺書を遺そうとするくらい被害妄想に囚われていたのなら、首を絞められると思ったのも、まあ何となく想像がつくけれど…。


さっきリビングに入る前に頭をかすめた考えが、再びニョキニョキ生えてきました。

まさか母親は、自分の命が危険に晒されてると思ったことが実際にあったんじゃないだろうか?
しかも男性に対して恐怖心が大き過ぎる。

助けを求めたのは“母親”。
祖母は母が20歳の時には既に亡くなっています。

20歳以前、何かがあった…?


しばらくして、また考えるのを止めました。

母がどういった環境で育ってきたか、母の視点からしか聞いたこともないし、また聞けないのでは、物事は主観的になって、どんどん事実から遠ざかってしまう。

またそれまで母からは、いかに自分が苦労してきたか、嫌な思いをして育ってきたかをずっと聞き続けてきました。
その中に、それほどまでの恐怖を感じた体験を聞いたことはありません。
ということは、もしあっても覚えていない可能性もある。
…思い出せないことは思い出さない方がいい。
過去を掘り返して、今子供になってしまった母親の何の役に立つ?


ごちゃごちゃ考えていた事を悟られないように、母と何となくお喋りをしていると、再びノックが聞こえました。

「はぁーい。」

「御飯できたから置いとくどー。」

「ありがとー。」

ドアを開けて見ると、そこに置いてあったのは、2人分の御飯と具沢山の味噌汁、赤魚の煮付け、和え物でした。

「おいしそうな御飯だよー!」

母も嬉しそうな顔をしました。

その当時は母も誰も料理する人がいなくて、私が夕食を作っていました。

久しぶりに父が作ってくれた料理は、とても丁寧に作られていて、それに優しい味がしました。

「美味しいねぇ。沢山あるけど食べられそう?」

美味しそうに、ゆっくり少しずつ食べる母に話しかけながら、味わって食べました。


思えば中学生の時からだろうか。
兄と私と交代で料理をし、たまに父や母が料理する習慣になったのは。


大好物の赤魚をペロリと平らげ、リビングに空いた食器を持っていき、ごちそうさまを言いました。

「お母さんも喜んで食べてた。美味しかった。ご馳走様でした。」


私と母がこの生活を続けている間、父は決して料理に手を抜くことはありませんでした。


それから1週間、神経の休まる時は眠っている時だけでした。

母がお風呂に入る時やトイレに行く時、父と兄にリビングから出ないか、自分の部屋にいるように言って母が安心するまでついて行きました。

部屋から出る時、母は常にトレーナーのフードを被り、その上からストールを更に被って顔を隠し、片手で私の服の裾をつかんで離しませんでした。


それでもアクシデントは起きました。

お金持ちの広い屋敷じゃない限り仕方のないことですが。


うっかり廊下を歩いていた父や兄と、トイレに行こうとしていた母が鉢合わせになってしまい、再び大音量の叫び声が家中響き渡ることが、何度も繰返されました。

父も兄も逃げるように、リビングや自分の部屋に走って滑り込んでいきます。

どれだけ全員が注意しても、1日に1度も叫び声がない日はありませんでした。


父も兄も私もどんどん疲れていきました。

でも父も兄も、2人の言葉は同じでした。

「疲れるけど、お前と比べたらまあ平気やから気にするな。」


確かに私の疲れ方は酷いものでした。

本当によく倒れなかったなと思います。


母は色んなものに対し、怯え、恐怖を訴えてきました。

ある時は、2人で喋っていた時、突然人差し指を立てて、「シィーッ!!!」と言い出しました。

「どうしたの?」

「(シィーッ!!!静かにしなきゃダメ!!!!)」

母の目がキョロキョロして、怯えています。

「(何かあった?)」

母が目を見開いて私を見つめ、耳に口を近づけて、ゆっくり言いました。
まるで内緒の話をするかのように。

「(あのね)」

「(うん)」

「(聞いてるの!!!!)」

「(聞いてる?)」

母が必死に首を縦に振ります。

「(あのね、○○さん(←遺書に恨み辛みが書かれていた祖父の愛人)とね、隣の人がね、)」

「(うん)」

「(私達が何を話してるかね、聞いてるの!!!!)」

「(○○さんが?あの人が会話をコッソリ聞いてるの?)」

「(そう!聞いてるの!!!)」


もちろんそんな可能性は全くありません。
なにしろ何十キロも遠い祖父の家か、自宅にいるはずですから…。


「(大丈夫だよ?聞いてないよ?)」

「(聞いてるの!!!!!)」


どうやら証明しなければ、この母は納得しなさそうです… (((´・ω・`)カックン…


「じゃあ、聞いてないことを証明してあげる。そしたら安心でしょ?」

声を出した私に母がギョッとしました。

「ここで私が○○さんの悪口を言ったとしたらどうだろう?
 聞いてたらきっと、怒ってくるよね~。
 もしかしたら怒り過ぎて電話をかけてくるかも知れへんな~!」

母の顔が青ざめます。

「でももし怒ってこなかったら!!○○さんは会話を聞いてないってことちゃう?」

更に青ざめていく母をよそに、大声で叫んでやりました。


「○○さんの、アホ~~~!!!!!」

母があんぐり口を開けています。
構わず続けました。
気持ち、山びこ風味で。(笑)

「いっつもいっつも、イジワルばっかり言いやがってー!!!!
 たいがいにせえー!!!!
 文句あるんやったら、電話でもかけてこ~い!!!!!」

何てことを!と言いたげな母の顔を、にんまり笑って見返しました。

「ほら!耳を澄まして!電話が鳴るかどうか!」

真剣な顔をして、母が耳を澄まし始めました。
顔が緊張しています。

そのまま3分程度待ちました。

「ほら!電話かかってこうへんやろ?聞いてないってことやな!
 安心してこれで喋れるわ~!!!!」

母が大きな溜め息をつきました。

「いっぱい悪口言うたったな!(笑)」

やっと母が笑いました。

…私は泣きそうでした。


その日の夜、母が眠りについた後のリビングで、父と兄に聞かれました。

「あの叫び声は何?(゚Д゚;)」

「その場しのぎの演出ですわ。(´-ω-`)」


この人の幻聴や思い込みはいつまで続くんだろうか?
家族に廊下で会う度、叫ばなくなるのはいつなんだろうか?


母が1日のほとんどを寝て過ごすのにかこつけ、私も沢山眠って、考えないようにしました。

考えたら、何もかも投げ出したくなる。


そんな日々が1週間以上続きました。


1週間ほど経ったある日、家には自室で大人しくしている兄と、相変わらずの母と私の3人がいました。


突然母が、廊下を私の服を掴んで歩いていると、兄の部屋の前で止まりました。

「どうしたの?」

静かに聞くと、母が答えました。

「…謝りたい…。」


そうです。

謝りたいという事は、兄が知らない男の人ではなく、息子だとわかるようになったということです。

私が気付かない間に母は、家族を認識できるようになっていたんです。


どっと疲れが出るのを感じながら、母に言いました。

「じゃあ部屋ノックして、お兄ちゃんに謝る?」

コクリと頷くのを見て、相変わらず服の裾をつかんだままの母の代わりに、ドアをノックしました。

「お兄ちゃん?開けていい?」

「どーぞー。」

振り向くと、母はより一層ストールで顔を隠して、下を向いていました。
体は完全に私の真後ろです。

まだまだ怖いのか。


ドアを開けると兄が振り向き、私の後ろに母がいるのを見て驚きのあまり慌てていました。

「どうしたの?!」

お母さん、謝りたいんだって。」

振り向くと、母が吹けば消えてしまうような、か細い声を出しました。

「…ごめんなさい…」

兄の顔がパァーッと晴れやかになり、

「僕も怖がらせるようなことしてゴメンな?」

と謝りながら立ち上がろうとした瞬間、母がギクリと後ろに下がりました。

それを見て、少しショックを受けたようでしたが、すぐに笑顔で座り直し、兄が言いました。

「謝りにきてくれてありがとう。気にしないで。」


その日から、母はストールを被ったままですが、何とか1人で家を歩けるようになりました。

廊下で父や兄に会う度、小さな声を出し飛び上がりながら。




この時の出来事を、母はもう全く覚えていません。

ええ。あんだけ頑張った日々を、綺麗さっぱり忘れてやがるんですよ!!!!(゚Д゚;)

も~。あの時失った何かを返せ~。(ノД`)シクシク


父も兄も、この当時の出来事は、まるで悪い夢だったかのように、口に出すことなく、敢えて触れようとはしません。

密室の家庭で起きた秘密の出来事の1つです。

私はこの出来事が、何度思い出しても辛くて辛くて、その度に涙が止まりませんでした。


あれから6年。


こうして文章にしている今、

「あの時は本当にきつかったってー!!!!ヽ(;´Д`)ノ 」

と心の底から叫びたいのは変わりありませんが、不思議と涙はもう出ません。


人に話して共感してもらい、涙を流す事が傷を治す薬だと思いますが、こうして文章にできるくらいに回復して、また共感してもらったり、励ましてもらったりすることで、私の傷はより一層、治っていっているようですね。


ということは…。

本当に心から、このブログを読んでくださってる方に感謝することを、忘れないようにしなきゃですね♪

いつも皆さん、見守って下さってありがとうございます!m( __ __ )m

これからも、暗かったりノロケたり、明るかったりノロケたり、泣いたりノロケたりのブログになると思いますが、改めてよろしくお願いします★


さて、ハーゲンダッツでも…(・∀・)v
実は前回食べ損ねまして。(笑)

★今日の幸せになるヒント★ “くどいですが、精神科を躊躇わないで!”

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コメント

うわー・・・わが家のデンジェラス・マミーをはるかに上回っています。わが家のデンジェラス・マミー・レベルで僕の何かが決壊してしまいましたので、juncoさんがどれだけ頑張ったかわかります。

大変でしたね。もうこれからは義務感とか罪悪感とか感じる必要ないし、juncoさんのことだけ考えたらいいんですよ~

メガネさんと幸せにな、あばよ!(柳沢慎吾口調)

<しろくまさんへ>
>うわー・・・わが家のデンジェラス・マミーをはるかに上回っています。

…トップ・オブ・ザ・デンジャラス?(゚Д゚;)

>わが家のデンジェラス・マミー・レベルで僕の何かが決壊してしまいましたので、

子供にとってキツイことには変わりないですもんね。
お互いお疲れ様ですね。(笑)

>大変でしたね。もうこれからは義務感とか罪悪感とか感じる必要ないし、juncoさんのことだけ考えたらいいんですよ~

ありがとうございます!!!

>メガネさんと幸せにな、あばよ!(柳沢慎吾口調)

ハマリマシタ

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