『容疑者Xの献身』
先週金曜日。
「安定期がもうすぐ終わっちゃうよー!」
「ジュニアが生まれたら映画なんて観にいけないんだよ!」
「キャラメルポップコーンが食べたいー!」
という私の叫びを、ようやっとメガネさんがきいてくれました。(・∀・)
『容疑者Xの献身』
ドラマの延長的な、面白い系の映画と思いきや、とんでもない!
大人のための、深い、深い、愛の映画でした。
きっと誰もがどこかに共感してしまう、愛の形じゃないでしょうか。
タイトルの“献身”がそれほどまでの献身だとは。
「絶対に解けない問題(完全犯罪)を作るのと、解くのではどちらが難しいか?ただし答えは必ず存在するものとする。」
全ての謎が解けた時、もう泣きに泣いてしまって、映画を見た翌日もまだ余韻に浸っておりました…。
と言うか、もう一度、観たい。
以下、ネタバレ注意の感想です。
突然ですが、一番重い刑罰になる罪は殺人罪ですよね。
私は殺人というのは、何て言うんでしょうか…。
誤解を恐れずに言ってしまうと、誰でも起こしうる罪だと思っています。
不幸に不幸が重なって、相手を傷つけたり殺すつもりなんてなくても、
そういう事が起きる可能性があると思っている、ということです。
もちろん、自分の私利私欲で人を殺すのは論外で、許せない事だと思っています。
映画の物語の始まりは、そんな感じの、母娘2人暮らしに起きてしまった不幸な出来事でした。
仲良く慎ましく生きていた母娘の前に、前夫のぐうたらDV男が現れます。
恐れと憎しみに駆られた娘が前夫に襲い掛かり、前夫が逆上、母娘に凄まじい暴力をふるいます。
観ていて、あんまり怖くて、震えてしまいました…。
無我夢中で母は娘を、娘は母を助けようとします。
そして、最終的に、母娘2人がかりで、前夫を殺してしまうのです。
そこへ、事情を察した、密かにその母に想いを寄せる隣人、
天才数学者の石神(堤真一)がやってきました。
あなたなら、愛する人が、そんな形で殺人を犯してしまったらどうしますか?
彼は自分の論理的思考を使って、彼女たち母娘を守ります。
数学的な論理的思考について、映画内で説明があるのですが、大体こんな感じです。
登山にそれはとても似ていて、頂上に登るためのもっとも近道を探し出し、頂上を目指すようなもの。
解は既に存在していて、その解を導くための、もっとも近道を探し出すということ。
だそうです。
この論理的思考に基づいて、石神は母娘を守ろうとするのですが・・・。
解は、石神にとって、「母娘が幸せになること」であって、
そこに必要にならないものは、徹底的に切り捨てられていたのです。
石神が何を切り捨てたのか、背負ったのかが明らかになるにつれて、
ただただ圧倒され、想いの純粋さと、そのための冷酷さに胸が詰まりました。
なぜそこまで?という疑問が、悲しみと共に広がります。
石神の愛の謎は、最後の最後に明かされます。
絶望の中にいた石神がアパートのドアを開けた時の、
景色の明るさが、眩しい母娘の笑顔が、とても印象的でした。
映画を観た後、どうしてもわからなかったことがあったので、メガネさんに聞きました。
(特にネタバレです)
何故解である「母娘の幸せ」に石神は「自分が幸せにする」と考えなかったのか。
メガネさんの答えはシンプルでした。
「それが答えの近道じゃないと考えたからじゃないかな。」
悲しすぎる一途さ。
もし、私が石神の立場だったら、どうするだろう?と、やっぱり考えました。
考えてもさっぱりわからなかったんですけど。
だって論理的思考と真反対のところで生きてることだけは自覚してるんですもの!(笑)
メガネさんだったらどうするんだろう?とも考えました。
メガネさんなら…。
ちゃんと自分も幸せになる方法を、近道じゃなくても見つけてくれそうな気がします。
メガネさんの論理的思考は多分、そういうものじゃないかなと。
映画は、主人公は福山雅治演じる湯川ですが、
堤真一演じる石神の愛の映画でした。
おすすめです。
★今日の幸せになるヒント?★ “キャラメルポップコーンを残すほどの集中…!”
コメント
いいな。これ、すっごい見たいんだよね。
ドラマは全くどうでもいいんだけど(笑)
原作があまりに素晴らしかったので。
原作だと、石神は髪も薄くてすんぐりむっくりで、つまり非常に冴えない容姿で、
それもこの物語の重要なキーポイントであったりするから
堤真一じゃ格好良すぎ!イメージ違う!なんて思っていたけど
そのギャップを埋めてもあまりあるほどの
素晴らしい演技力なんだろうね。
エンディングに邦楽を使うのはいまいちだったりするけど、
これはぴったり合ってそうだなー・・・。
それが正しいかどうかは別にして、
眩しすぎるほどの真っ直ぐな純愛だよね。
ああ見たい。やはりナギトを置いていくべきか・・・。笑
投稿者: みかち | 2008年10月15日 10:06
<みかちねーさんへ>
すごく良かったよー!!!
原作も思わず読んだ!!!
石神の役作りのために、堤真一、髪剃ったんだって…。
映画で薄いのが見えて、ちょっとビックリしたもん(笑)。
でもそれ以上に原作の石神同様、冴えないどころか不気味ささえあって、きっとイメージは壊れないと思うよ!
てことで、なぎやんは留守番決定だ(・∀・)(笑)
投稿者: junco | 2008年10月15日 11:15
石神が、母と娘の幸せという解の為に切り捨てたものがみえてきて、小さな震えがきました。まさかそうなの・・と。
この映画の話は初めて知ったのですが観たいです。
出来たら映画館で・∀・
外出が出来ればいいんですけどね。通院と食材の買出しに連れて行ってもらうので精一杯なので、お家で観ることになるのかなー。
明日は通院です。気合入れて行ってきます。
投稿者: ポッポ | 2008年10月16日 00:42
こんにちは☆
自分も映画観ました。
マシャが主役なのに、完全に堤さんにもってかれましたね。
自分は福山さんのあのキメポーズが無かったのが結構残念でした。あ、あと突然何処もお構いなしに方程式書くのもなかったですよね。
投稿者: カナリヤ | 2008年10月16日 17:00
<ポッポさんへ>
今日が通院ですよね。
お疲れ様でした!!!!(・∀・)
映画館は、外に出るのが大変だと
すごくスペシャルなデート(ポップコーンも食べられるし!)になる分、
しんどくなってしまうのが本当に悔しいですよね。(;´Д`)
とてもいい映画だと思うので、お家で観てもきっといいと思います★
投稿者: junco | 2008年10月17日 19:22
<カナリヤさんへ>
カナリヤさん、こんにちは!(・∀・)
決めポーズ、無かったですねー。
方程式書くのも(笑)。
だからこそ映画の良さが引き立ったのかもですね★
堤真一演じる石神の愛に集中できたというか。
いい映画でしたねー!
投稿者: junco | 2008年10月17日 19:26