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2010年06月08日

生き様そのもの。遺品整理

お久しぶりです!

ジュニア、私、メガネさんの順に風邪をひいて、
半月ほどひいひい言ってたjuncoです。


日曜日、前々から実家の父と兄に頼まれていた
母の遺品整理に行ってきました。

正直、13年も実家を離れている私が片づけって、
何をどうしろと?なんて思っていたのですが。


父と兄は、母の服やかばんを私にあげるよう頼まれていて、
あとはリサイクルに出すから選んでほしいとのことでした。


まあ正直背丈は一緒でも年齢も趣味も違うから
そんなのもらっても…と思っていたのです。


愛想のいいジュニアにメロメロで、
いつもなら私に余計なことを言う父と兄達、
ただひたすらジュニアを見て笑って抱っこする、
デトックス父&兄ズに豹変…。


母が亡くなった直後みたいにジュニアにすがりつく感じもなく、
変なことを吹き込むでもなく、
ただただ可愛がってるだけの様子を確認して、

こりゃいいわ~と早速取り掛かることに。


…ここから長くなるので、できるだけ要約しようと思います。


私の家庭は余裕があまりありませんでした。

大学も学費は兄が出してくれ、
生活費など大学の費用以外は自分で働いて出しました。

ごく稀に、実家に仕送りもしました。


母は子供の頃とても裕福で、
自宅には住み込みのお手伝いさんが何人かおり、
近所には自分の家の名前の神社があり、
お嬢様暮らしをしていましたが、
高校生の時、会社が倒産。

一転、高校を中退し働き出し、
しばらくして父と出会ったのだとか。


私が子供の頃、母がタンスの中の着物を1枚見せながら、
こう言いました。


「お父さんのせいで生活が苦しかった。

 お米も買えなかったから、
 泣く泣くおばあちゃんのお着物売ったの。

 おじいちゃんの妹達は昔おばあちゃんの物、
 たくさん持って行ってしまって、
 お母さんには着物1枚しか残ってないのよ。」


そして私が先日見たのは、

クローゼットにこれでもか!と入った、
見覚えのある服と、見覚えのない服。

値札のついたままの高価な服、そして鞄。


また、かつて私が使っていたクローゼットには大きな段ボール。


中には私が20年間見たことのない着物が、大量に入っていました。


ああ。この人の大事なものはこれだったのかと思いました。


二十歳そこそこで亡くした自分の母親の煌びやかな着物を、
大好きだった母親の遺品をどんどん持っていく親族を、
カササギの如く思っていた母。


そして、いつも美しくあるべく努力した母親の姿勢を学び、
自分も美しくあろうと、
少しでも自分の望む自分になるために必要な物は、

高価な化粧品と服、そして形見の着物だったのかもしれません。


収入に全く見合わないそれらを見て、少し呆然としつつ、

私がある時着物が大好きになったことを知って、
やけに大喜びだった母の姿を思い出し、

母からもらった遺書は罵倒しかなかったけれども、

もしかしたら私は、母が望む人生を

―外見に頼らなくても変わらず得られる夫の愛情
―食べるのに困らない環境
―優しい夫の両親

手に入れたことで、本当はとても嬉しくて誇らしくて
安心もしていたんじゃないかと思いながら、

ていうか、こんだけ着物あって着付けできずにいたって

ある意味着物に失礼!( ・∀・)=p ビッ!!

と呆れ気味に父と兄の着物だけ出して、
アンティークになったたとう紙ごと持ってきたのでした。


母の生き様。


外見だけ繕い、自分の心までも自分に対して繕い、
常に誰かに褒めてもらいたいと、
尊敬され称賛されたいと悲劇のヒロインを望んだ母。

私と真逆の人。


きちんとあなたの大事な物、受け取りました。
理解はできないけどね。


★今日の幸せになるヒント★
 “母とは今の距離感がちょうどいい…(笑)”

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