プロフィール

junco

junco

愛知在住の座敷わらし。
どうやら本人も気付かないところで、福を呼び込んでいるらしい。
夫であるメガネさんの事務所のお手伝いと、家事をちょっぴり頑張っている。

コメント・TB・メール大歓迎♪

サイトもやってます。

あぁ愛読書

不幸にする親――人生を奪われる子ども

不幸にする親―人生を奪われる子ども

自分を傷つける又は傷つけた
親との関係性に答えが。
毒になる親』の続編。

毒になる親―一生苦しむ子供

毒になる親―一生苦しむ子供

家族や親への疑問が
一気に解けた唯一の本。
自分らしくいられます。

     
<<前の10件 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11

2010年06月08日

生き様そのもの。遺品整理

お久しぶりです!

ジュニア、私、メガネさんの順に風邪をひいて、
半月ほどひいひい言ってたjuncoです。


日曜日、前々から実家の父と兄に頼まれていた
母の遺品整理に行ってきました。

正直、13年も実家を離れている私が片づけって、
何をどうしろと?なんて思っていたのですが。


父と兄は、母の服やかばんを私にあげるよう頼まれていて、
あとはリサイクルに出すから選んでほしいとのことでした。


まあ正直背丈は一緒でも年齢も趣味も違うから
そんなのもらっても…と思っていたのです。


愛想のいいジュニアにメロメロで、
いつもなら私に余計なことを言う父と兄達、
ただひたすらジュニアを見て笑って抱っこする、
デトックス父&兄ズに豹変…。


母が亡くなった直後みたいにジュニアにすがりつく感じもなく、
変なことを吹き込むでもなく、
ただただ可愛がってるだけの様子を確認して、

こりゃいいわ~と早速取り掛かることに。


…ここから長くなるので、できるだけ要約しようと思います。


私の家庭は余裕があまりありませんでした。

大学も学費は兄が出してくれ、
生活費など大学の費用以外は自分で働いて出しました。

ごく稀に、実家に仕送りもしました。


母は子供の頃とても裕福で、
自宅には住み込みのお手伝いさんが何人かおり、
近所には自分の家の名前の神社があり、
お嬢様暮らしをしていましたが、
高校生の時、会社が倒産。

一転、高校を中退し働き出し、
しばらくして父と出会ったのだとか。


私が子供の頃、母がタンスの中の着物を1枚見せながら、
こう言いました。


「お父さんのせいで生活が苦しかった。

 お米も買えなかったから、
 泣く泣くおばあちゃんのお着物売ったの。

 おじいちゃんの妹達は昔おばあちゃんの物、
 たくさん持って行ってしまって、
 お母さんには着物1枚しか残ってないのよ。」


そして私が先日見たのは、

クローゼットにこれでもか!と入った、
見覚えのある服と、見覚えのない服。

値札のついたままの高価な服、そして鞄。


また、かつて私が使っていたクローゼットには大きな段ボール。


中には私が20年間見たことのない着物が、大量に入っていました。


ああ。この人の大事なものはこれだったのかと思いました。


二十歳そこそこで亡くした自分の母親の煌びやかな着物を、
大好きだった母親の遺品をどんどん持っていく親族を、
カササギの如く思っていた母。


そして、いつも美しくあるべく努力した母親の姿勢を学び、
自分も美しくあろうと、
少しでも自分の望む自分になるために必要な物は、

高価な化粧品と服、そして形見の着物だったのかもしれません。


収入に全く見合わないそれらを見て、少し呆然としつつ、

私がある時着物が大好きになったことを知って、
やけに大喜びだった母の姿を思い出し、

母からもらった遺書は罵倒しかなかったけれども、

もしかしたら私は、母が望む人生を

―外見に頼らなくても変わらず得られる夫の愛情
―食べるのに困らない環境
―優しい夫の両親

手に入れたことで、本当はとても嬉しくて誇らしくて
安心もしていたんじゃないかと思いながら、

ていうか、こんだけ着物あって着付けできずにいたって

ある意味着物に失礼!( ・∀・)=p ビッ!!

と呆れ気味に父と兄の着物だけ出して、
アンティークになったたとう紙ごと持ってきたのでした。


母の生き様。


外見だけ繕い、自分の心までも自分に対して繕い、
常に誰かに褒めてもらいたいと、
尊敬され称賛されたいと悲劇のヒロインを望んだ母。

私と真逆の人。


きちんとあなたの大事な物、受け取りました。
理解はできないけどね。


★今日の幸せになるヒント★
 “母とは今の距離感がちょうどいい…(笑)”

2010年05月08日

田植え2010

ご無沙汰してます!juncoです!
みなさんお元気ですか?

最近風邪ひいてる人がめちゃくちゃ多い気が…。
気を付けてくださいね。


さてさて、今年もGW恒例の、

田植え━―━―━―(゚∀゚)━―━―━―!!


やりましたやりましたよ!!!!

ちなみに以前はこんな感じ。↓↓↓

最初の田植え
翌年の田植え
2008年
去年

こうして見ると…お~変化が分かって面白い!私。


今年、貧弱junco、もえつきました()(・)(・∀)(σ・∀・)σYO!!


◆朝、ジュニアをベビーカーに乗せて参戦。

◆お母さんの不調判明、ジュニアの子守を頼むことにする。

◆まさかのメガネさんの妹までも不調。

◆参加メンバーはお父さん、メガネさん弟、義弟、私のたった4人!ヽ(゚Д゚;)ノ!!

◆義弟の田植えルックを探したり。

◆育苗箱洗い、育苗箱運びをひたすら。

◆昼食を急きょ私が作ることに。8人分30分。

◆育苗箱洗い、運びをしつつ、台所をかたづけ、お茶の用意も織り交ぜ。


…ってな感じで、夜はメガネさんにお寿司を買ってきてもらって、
調子が落ち着いてきた妹の家で、みんなで集まり食事会。


ジュニアは大人しくニコニコと過ごしてたそうで、

なんて親孝行、更には子守孝行なの!!!∃ヨヨョョ。+゚(ノД`)゚+。ョョヨヨ∃


ちょっと自信がついた、今年の田植えでした。


★今日の幸せになるヒント?★
 “毎年恒例だと変化が分かりやすい!”

2010年04月27日

フラッシュバックと母親業

久しぶりにフラッシュバックのことについて書きたいと思います。


フラッシュバックについて詳しくは2004年10月3日の記事『フラッシュバックとは』をどうぞ。


さて、フラッシュバックはわかりやすく言うと、

現在の時間を離れ

過去の記憶が時系列など全く関係なく

脳の中で再生される状態

ってな感じです。


もちろん記憶を封じ込まれているという事は、
心の防衛反応としてですから、
思いだす必要がない事は思いださない方がベスト。


気になったとしてもそれに怯えることなく、
知る必要のないことだと割り切ることが大事です。


たとえうまく割り切れていたとしても、
フラッシュバックは突然降りかかってきます。


実は、ジュニアを産んでから、
一度だけフラッシュバックが起きた事がありました。


後からものすごく恐怖を覚えたのですが、
同時に自信もつきました。


ということで、フラッシュバックが起きた時のことを書きたいと思います。


それはジュニアを車に乗せて運転している時に起きました。


そう、運転中です。
これだけでもう恐怖でしょ!(´Д`).∴カハッ


運転中、その道路沿いの歩道に人がいたんです。

それ以上覚えていません。


覚えているのは、そこからフラッシュバックが起きたということ。


運転中、そんなもんが起きたら、
なんせ時間が自分の中だけで止まっちゃいますから、
即事故です。


「脇に車を止めたら?」

とお思いの方。

甘い甘い甘い~!(`Д´) ムキー!


それは時間を認識できる状態の人ができること。


フラッシュバックが起きた瞬間から、
もう脳は別の記憶を再生しているんです。


自分自身が現在の時間からいなくなるんです。


じゃあ私はどうしたのか。


フラッシュバックが起きる直前、たぶん

「あか~~~~~~ん!」

か何か叫んだような気がします。


とにかくヤバイヤバイヤバイ!

ジュニアが乗ってる!!!!!


必死で現在から意識が飛んでいかないよう、
食らいつく感じでした。


その間、視界の端っこというか、頭の片隅というか、
ぐりぐり過去の記憶が再生されようとするんです。

それはもうものすごい強制的に。


でも、

ダメダメダメダメ
ジュニアを死なせてたまるか!!!!!!


いつもなら視界が全て極彩色の記憶で支配されるはずが、

きちんと目の前は現在の運転席とそこから見える景色があり、

視界の片隅でうっすら曇りガラスみたいな状態の
記憶が再生されるかと思うと、

すぐにいつもの普通の状態に戻りました。


意思が勝った瞬間でした。


多分車の速度、時速40キロ程度、
その間、進んだのは5メートルほど。


あんなに長い時間闘ったのが、
本当はこれだけしか時間が経ってなかったの?


すぐに赤信号の交差点だったので、車を停止させて、
あまりの消耗に疲れている自分に驚きつつ、
心を落ち着けました。


よくメールでも「うつでも母親になれるか」といった相談をいただきます。

どういう状態なら母親になれるか、ではなく、
どんな母親になりたいか。

実際になったなら、どうしていくべきか。


という考えの順番の方が、しっくり来る気がします。


フラッシュバックが起きるような私は母親に向かないか。


それより、フラッシュバックや症状、
私の不健康な思考回路からどうやってジュニアを守るか。

意地でも守るしかない。

前から心に刻んでいたから、切り抜けたと思います。


まぎれもなく今回、事故が起きることなく、
ジュニアを守れたのは、

運、もあるかもしれませんが、

私の意思の強さ、だったと思います。


自分と自分の大事にしたい人の運命は、
自分の手で切り開くしかないと
改めて思ったのでした。


★今日の幸せになるヒント★
 “意思を強く持つには、まず心の休養と栄養”

2010年04月15日

ヨメトーーク

母になって約1年ちょっとですが、
嫁になってもうすぐまるっと4年。


4年経って、ちっとも上がらないスキルがあります。

え?家事スキル?
ま、それはハナから、ねえ?ごにょごにょ…。


答えはですね、


井戸端スキル!


先日ですね、友人の結婚式に参加して、
長い付き合いの友人達と共に、
高校以来の同級生にも会ったんですが。


まー!会話がずれてずれて!・゚・(ノ∀`;)・゚・


見事に浮きまくっていました…。


基本的に同世代の人と会話すると
友達以外の人の場合、
浮いてしまうんです…あは(・∀・)


家に帰った後、メガネさんに話したんですよ。


※長文です。

続きを読む "ヨメトーーク" »

2010年03月18日

環境か遺伝か?

この記事は、昨年ちょうど、母の見舞いに通い詰め、
ジュニアとメガネさんに助けられてばかりの夏、
書いて下書きになっていたものです。

乱文で書き直そうと思って、
そのままになっていました。


書き直さずUPしたいと思います。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-


ご無沙汰してます。juncoです。

もうお盆ですね。暑さで溶けてる間に。
皆さん、体調とか崩されてないですか?


私はほぼ毎週末、メガネさんとジュニアと3人で、母親のお見舞いに行っています。


その話はまた別の機会に。


今日は、永遠のテーマ、『環境か遺伝か』について、書きたいと思います。

まじめなお話です。


高校生の時だったでしょうか…。

ある本を読んでショックと受けたことがあったんですね。


確か大体こんなことが書いてありました。


「精神病を患っている人と健康な人、それぞれ先祖を調べていくと、
 先祖に精神病を患っている人がいる方が
 子孫は精神疾患になりやすいという統計結果が出た。」云々。


当時、母親がキテるとは思っていたものの、
正確に精神を病んでいるのか、
はたまた人格に問題があるのか
さーっぱりわからず…。


でも、遺伝でそういうことが決まってしまう、
確率が高くなるということに、
それはもう、ものすごく怯えました。


そのことを先日ふと思い出して、そんなあほな。と思ったんです。

自分ではメガネさんと出会って、健康的な思考パターンになってきた。

ジュニアが育つのはメガネ家。

これは確実に健康に育つ!

そこで待てよ?と思いました。

つまりは、環境でなんとかなると私は思ってるのだろうか?と。


んー、何か違う。


環境で人が変わるというのも、何でしょう…。

例えばうちの母親、環境で変わるかと考えると、
ものすっごいナイと思うんですよ!


そう、遺伝の話も、

例えば精神病なり、虐待なり、犯罪なり…、

「親がああだから」と言われやすい話題なんですよね。


で、環境の話も、

「ああいうところで育ったから」と

言われやすい言い回しというか。


それってどうなのよ?と。


という話を、メガネさんにしてみました。

続きを読む "環境か遺伝か?" »

2010年03月17日

さすがの!めぐりズム

わーわーわー!お久しぶりです!

まだお気楽ブログの方のコメントレスすらできていない、
のんびりし過ぎjuncoです!

ホントにすいませんペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ


さて、最近ますますネットから遠ざかりつつあります。

いや、メガネさんのお仕事でとか
(サイト作成などがメインなのでガッツリPC触ります)
体力なしなしセレブ病の私らしく買い物とかで
ネットには毎日繋がっているのですが・・・。


やっぱり完全に自分の時間としてネットに・・・


って書いてるそばから
ジュニアが自ら置いた積木につまづいて
ギャン泣き!∃ヨヨョョ。+゚(ノД`)゚+。ョョヨヨ∃


という感じで、なかなかひと固まりの時間が持てずじまいです。

Twitterすらあまりつぶやけず。orz
当然と言えば当然ですね。


時間を上手にやりくりできる人が本当にすごい!

そんな私が最近ハマっているのが、

めぐりズム 蒸気でホットアイマスク(花王のページ)


昔テレビで紹介されてるの見て、

「気持ち良さそうだけど高くて買う気がしない・・・」

と思っていたのに!


こないだ『人志松本の○○な話』でケンコバさんが紹介してたのを見て足買い!


超絶気持ちいいです~(ノω`*)んふふ♪

ケンコバさん紹介してくれてありが㌧♪(・ω・)ノってな気持ちです。


おかげで眠る前に使うと、「夜泣きなんてちょろいぜ!(限度にもよる)」ってなりました(笑)。


たぶん金銭感覚が変わったのじゃなくて、

疲れに対するコストパフォーマンスの感覚が変わったというか・・・。

自らを癒さないとやってられないというか(・∀・)


ジュニアの笑顔にも癒されますけど、それとこれとは別の話ですから。


そんな近況報告でした。


★今日の幸せになるヒント?★
 “寝る前につけると私は30秒もちません!”

2009年12月04日

うぐぐ

前回に引き続き、毒ばかりで申し訳ないのですが。


明日はおじいさんの一周忌です。

母屋で法事の後、みんなでお食事会…。


これにですね、メガネさんのお父さんとお母さんが、
うちの父と兄を呼んだんです。(´ДÅ)ょゎょゎ


それ礼儀じゃん!と思ったそこのあなた!


お父さんとお母さんは、本気で
「来てくれるなんて嬉しいね」とおっしゃってるのです!


ごめんなさい。私は本気で嫌です…。


実はおじいさんのお通夜の時、父が来てくれたのですが。


ものすっごい有り得ない失礼極まりない暴言を吐きよったんです。


ってあんまり暴言過ぎて、内容あまり覚えてないのですが。


悲しくて泣いてる私に他の親戚にも聞こえるような声で

「泣くな!余計に成仏できん!

 見てみろ。色が黒い。あれは成仏できん姿や。」

みたいなことを。


びっくりして涙引っ込みました。当時。


こいつ、何言ってるの?って思って。


普通、娘が、いや娘じゃなくても悲しんでいる人がいたら、
そういうこと言えないはず。


驚いて腹が立って、でもここで「帰れ!出て行け!」なんて行ったら、
お通夜が台無しになる…と思い、父からそっと離れた覚えがあります。


兄はジュニアが生まれて退院して3日後、
私とジュニアしかいないところに来て、
平気で寝かしつけ中の時、寝室に入ってきたり…。


とにかく、もうできるだけ関わりたくないのに。


きっと明日は、早めに来て、
なんだかんだで家に上がり込んでくると思うので、
ええしかも遠慮なく。

掃除しないといけないんですが…。

すごく久しぶりに、気持ちが落ち込んで体が動きません。


ああ。

ダメだ。泣けそうです。


我が家は私の心の砦なので、招かざるお客は本当に入らないでいただきたいのに…。


うう、お父さんとお母さんの顔を潰さない程度に、がんばります。


あ、あと。

おじいさんの法事は実家サイドからしてみれば他宗教なので、
手を合わせるぐらいもNGなんですが。


父や兄がいない、いつもどおりに、一緒にナムナム言いたいと思います。


それで説教されるんだと思うと、またしちめんどくさいですが。ち。


すいません。
泣けてきた。

まず食器洗います。

ジュニアの昼寝がもっと長引きますように。

ママ泣きべそですから。


★今日の幸せになるヒント?★ “洗濯物がカラリと乾くだけで幸せなのにな”

2009年11月30日

知らなさ杉

大変ご無沙汰しています。

ビルドアップが止まらない、力こぶ自慢のjuncoです。


日曜日に母親の百か日に行ってきました。

毒吐いていいですか?


・・・


・・・


・・・


バカーヾ(゚д゚)ノ゛


ジュニアがかつてないほどの夜泣きをし。

よっぽど疲れたんですね。

悪かったね・・・。


何て言うんですかね。


私、昔どうやって実家で暮らしていたのか、
もうさっぱり思い出せません(笑)。


当日、法事の後に突然知らされた食事会の席で
兄に聞かれました。


「そういえばお前ってビール飲めるの?
 いや、その前にお酒飲めるの?

 酒で失態とかないんやろうなー。」


これを読んでいるであろう学生時代からの知り合いは
きっと何かを吹き出しているに違いない。(´Д`).∴カハッ


どんだけ私のこと知らないんだと!


いや、知ろうとされたことないので、当然と言えば当然…。

そんな感じで、すれ違いトークを今回も炸裂してきました★


ああ、ジュニアが。

ごはん食べさせます。

★今日の幸せになるヒント?★ “人は見たいものしか見えないってホントみたい”

2009年10月10日

Twitter始めました

ブログを書くとなると、ちゃんと時間を取って書きたくてたまらない!

が、そんなひと固まりの時間をジュニアがなかなかくれない!

ということで、つぶやきツールTwitterを始めました。

右のサイドバーで小鳥がピヨピヨ呟いていると思います。
携帯からメールを送ったら短文が表示されることになってるんです!
これでいつでも投稿できる…(ΦωΦ)ふふふ・・・・


とこうやって書いている間にジュニアがいまにも転びそうです!
ちょっと待って~~~~~!!!

2009年08月31日

亡き母のためのパヴァーヌ(3)

前回の続きです。


実家に着くなり、私は怒られ続けました。

親族に囲まれて、怒られました。

反論せず、頷きもせず、ただただ嵐が過ぎるのを待つように、聞き流していました。


子供が親の死に目に会いに来ないとは!

亡くなった直後にかけつけないとは!

母親が今際の際に信仰を守れと言っているのに、
信心深くない上に、旦那を改宗させないとは!

子供に恥ずかしくない親になれ!


…と、いきなり言われ続け…。


あの・・・、私、一応、早く母親の死を悼みたいのですが?

って言うか、母親としてダメ的なこと、言われる筋合いはないんでは?

と内心思っておりました。


死に顔は病室での母親の表情とほとんど変わらず、
ああ、安らかに逝ったんだと思うのと同時に、
どうにも亡くなった実感が持てないままでした。


通夜会場に行くまでに、母は映画『おくりびと』の如く、
湯潅の後、身支度、納棺の流れになっていたのですが。


母から死に化粧を頼まれていたので、それまで実家に居続けたのです。

その間に、聞くわ聞くわ。悪口。

メガネ家にいると忘れてしまうのですけど、本当に我が家って悪意に満ちているんですね。

誰かが誰かのことを必ず愚痴っていたり罵っているわけです。


元々、なぜかその愚痴を聞く役割を担わされていたのですが、
私のことをしかりつける割にはなぜまた私にこぼす?
というツッコミをしたかったです。


死に化粧、と言っても口紅だけですが、
するために業者さんの担当から呼ばれた時、
母親の眼は閉じられ、口は少しほほ笑む形にされ、
顔色も綺麗に化粧されていました。

母親に似合いそうな口紅を持って行っていたのですが、
持っているものでもっといいものがあるかも、と、
メイクボックスを開けて驚きました。


私が大学生の頃に、母にとても可愛くて似合うとあげたグロスが、
大切に取ってあったのです。

ああ、きっとこの頃の私が、母にとって『素直なjunco』として記憶されているんだろうな、と切なくなりました。

よく

「juncoはメガネさんに影響を受けて今のような親不幸になっているけれど、
 目が覚めて反省し、元の親孝行な子になる」

みたいなことを仄めかしていたので。


綺麗に化粧でき、さて納棺、という時、祖父と父親から業者さんにダメ出しがされました。


彼らの信仰の教義で、理想の死に顔というのがありまして。

『半眼で口も半開き』が成仏ゲットだぜ★の証なんだそうです。


「ちょっと直してくれんかな」と頼む二人を見て、ゾッとしました。


私もその教義は子供のころに聞いていたので知っていたのですが、
それは自然にそういう形になったらという前提だと思っていたからです。


担当の人が部下の人に「ジュラルミン持ってきて…!」と言い放つのを聞いて、
「ちょっと待って!」と祖父達に言いたいのを堪えました。

「あんたたち、今からどういう作業をされるか想像せずに言ってるでしょう?」と言いたかったです。


口を出すということは、実家の人たちの中に入り込んで動き出すということ。

私はジュニアを守るためにも、徹底的に傍観者でいたかったので、黙りました。


母の顔は、半眼になっていました。

不自然に前方を見つめる黒い部分。

最初見た時は瞳だったのが、“瞳らしきもの”に。


お母さん、あなた、これで良かったの?


悲しい質問が宙に浮いたままでした。


通夜会場は、母が深くのめり込んでいた信仰の信者さん達がたくさん詰めかけました。


私が忘れてしまっていても、相手が私を子供の頃から知ってる人が、
涙ながら駆け寄って、励ましの言葉を置いていきました。


そのたびに、ジュニアを抱きしめながら、

「この子がいてくれたおかげで、親孝行ができました。」

と泣きながら言いました。


私が私らしくあり続ける限り、母親は私に不満を持つので、
その言葉は本心でした。


ですが。


涙の理由は、母が亡くなったことではありませんでした。


何死んじゃってるの?

私が幸せだってずっと信じなくて、幸せの本当の意味気付かないまま、
目の前にあったのに見ようとしないまま、
何死んじゃってるの?

アホじゃないの?


そう言いたくて言いたくて、悲しくなって、アホだなと思って泣けました。


ジュニアはその晩、会場を出て、家族3人になった瞬間から泣きっ放しでした。

<<前の10件 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11

応援ありがとう

コメントありがとう

        

トラバありがとう



Copyright (c) since 2004 junco. All Rights Reserved